日本を代表するAI研究の第一人者である松尾豊・東京大学大学院教授の研究室の組織である教育PFチームにおいて、学習支援システムの改修業務に従事。
具体的な業務内容としては、数万人が利用する学習支援システムの改修に関する要件定義、設計支援、テスト、運用等を担当。また、事業規模拡大を見据えたスケール化等の課題にも取り組んでいる。
2024年5月からは、教育PFチームにおけるLMS改修プロジェクトと兼任する形で、経済産業省の採択事業である GENIAC LLM開発プロジェクトの Community Manager のロールで参画し、日本のLLMの開発機運の醸成やそれに関わる人材を増やすための施策を展開。

ロールおよび期間

国立大学法人東京大学 大学院工学系研究科
松尾・岩澤研究室
[教育PF] Omnicampus改修PJT
2024年2月1日(~継続中)
[LLM開発PJT] GENIAC Community Manager
(兼務)2024年5月13日(~継続中)

【Omnicampus改修PJT】主な業務内容

フルスクラッチで開発されている研究室が独自に提供する学習管理システム(Omnicampus)の改修に関連して、要件定義・設計支援・テスト・運用等を担当。また、事業規模拡大を見据えたスケール化等の課題にも取り組んでいる。
具体的な業務内容としては、以下のようなものが挙げられる。

  • 海外大学等で利用されるデータサイエンスに適したLMSの調査
  • 利用者・管理者向けマニュアルの作成
  • 開発ベンダーから挙がってきたシステムのテスト
  • 追加機能の使用検討・整理
  • 潜在的なバグ等の発見

【LLM開発PJT】 主な業務内容

経済産業省の採択事業である GENIAC LLM開発プロジェクトの Community Manager のロールで参画し、 日本のLLMの開発機運の醸成やそれに関わる人材を増やすための施策を展開。学生から社会人まで幅広い世代かつ、 非技術者や開発者など多様なフェーズの人が参加するユニークなコミュニティとなっており、既に5000名規模となっている。 今後、関係人口を5万人にまで増やすべくスケール化に向けた施策等を行っている。

東京大学工学系研究科 松尾・岩澤研究室について

東京大学大学院工学系研究科 松尾研究室は、人工知能、ウェブ、ビジネスモデルの研究を軸に、本格研究から社会実装まで一気通貫して活動する研究室である。「知能を創り、未来を拓く」を理念に掲げ、人工知能技術の高度化を目指し、Deep Learning・Webマイニングによるデータ分析・知識抽出などの研究を通じて、時代の先を見た本質的な基礎研究に取り組んでいる。
研究内容としては、深層学習、自然言語処理、コンピュータビジョン、ロボット工学、情報検索、情報抽出、ソーシャルメディア分析、データ駆動型意思決定、イノベーションマネジメント、プラットフォーム戦略などを網羅。
理論研究のみならず、その成果を社会に還元すべく、ベンチャー企業設立、コンサルティング、オープンソースソフトウェア開発にも積極的に取り組んでいる。
大学院生向けの講義や社会人向けの研修も開催しており、人材育成にも力を入れている。

関連サイト等

※外部サイトにリンクします
東京大学松尾・岩澤研究室 公式サイト
東京大学グローバル消費インテリジェンス寄付講座
[GENIAC 採択プロジェクト]多様な日本語能力の向上を目指した公開の基盤モデル開発